ごあいさつ
良い睡眠をとることは心と体の健康づくりとしてとても重要なことです。
耳鼻咽喉科医として睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)に関わるようになり、多くの患者様と接するうちに色々な経験をさせて頂き学ばせてもらいました。
診療に関わり始めた当初、まずは自宅で簡易検査装置を試したり、治療機器であるCPAPを装着してみたりしましたが、大層なマスクを着けて、さらに鼻から空気が送られ、口を開けるとバァーッと空気が漏れ出す有様で、これで寝られるものかと疑ってしまいました。
それでも重度のSAS患者さんの治療をしていくと、昼間の眠気や鼾がなくなりCPAPなしではもう寝られません。CPAP治療を始めたら頭痛がなくなり頭痛薬を飲むことがなくなりました。血圧が落ち着きました。など様々な効果に喜ぶ声を頂戴することができました。
また、我が子が幼児の頃、鼾が大きく、たびたび朝から頭痛で頭が痛いと泣いて一日中寝ていたり、今と比べるとかなり痩せていた当時、もしかしたらと思い検査を行なってみるとやはり睡眠中に無呼吸、低酸素、頻脈が出現していました。
かなり悩みましたが、耳鼻咽喉科医である私が治療してあげられるのだからと決断し、全身麻酔でのアデノイド切除術、両口蓋扁桃摘出術を行いました。
その後は嘘のように静かに寝むれるようになり、頭を痛がることもなく、食欲も旺盛となり今では肥満気味で少々困っておりますが、やはり手術をしておいて良かったと実感しております。
ご自身の体調不良の原因が、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群によるものかも知れません。
気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。
皆様が、より健康で快適な日常生活を送れることを願っております。
すずきクリニック耳鼻咽喉科
院長 鈴木 洋平
経歴
- 平成12年3月
- 藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学) 医学部 卒業
- 平成12年4月
- 藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)病院 研修医
- 平成14年4月
- 藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)病院 耳鼻咽喉科
- 平成14年12月
- 県立愛知病院 耳鼻咽喉科
- 平成15年4月
- 藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)病院 耳鼻咽喉科 助教
- 平成20年4月
- 知多厚生病院 耳鼻咽喉科医長
- 平成22年7月
- 碧南市民病院 耳鼻咽喉科副部長
- 平成29年4月
- すずきクリニック 耳鼻咽喉科 院長
資格
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医
- 日本耳鼻咽喉科学会 補聴器相談医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 騒音性難聴担当医