まずは自分の状態を評価してみましょう。
BMI(Body Mass Index):体重と身長から算出される肥満度の指数です。
この値が25以上の方は要注意です。
(中学生以下のお子さんはBMIでは計算しません)
身長と体重を入力してください。肥満度(BMI)と適正体重を計算します。
- 身長cm
- 体重kg
肥満度分類
BMI | 判定 |
---|---|
18.5以下 | 低体重 |
18.5~25未満 | 普通体重 |
25~30未満 | 肥満(1度) |
30~35未満 | 肥満(2度) |
35~40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
※BMI35以上は高度肥満
眠気の評価:セルフチェック
※各項目をクリックすると合計点数が表示されます。
ほとんど眠くならない | ときに眠くなる | しばしば眠くなる | 眠ってしまう事が多い | |
---|---|---|---|---|
座って読書を しているとき |
0 | 1 | 2 | 3 |
テレビを 見ているとき |
0 | 1 | 2 | 3 |
外出先で座って何もしないとき(映画や会議など) | 0 | 1 | 2 | 3 |
1時間以上車に同乗 しているとき |
0 | 1 | 2 | 3 |
午後に横になって 休息するとき |
0 | 1 | 2 | 3 |
座って人と話を しているとき |
0 | 1 | 2 | 3 |
昼食を取った後、静かに 座っているとき |
0 | 1 | 2 | 3 |
運転中、渋滞で車が2~3分 停止しているとき |
0 | 1 | 2 | 3 |
- 合計点数
- 0
こちらのセルフチェックで24点満点中11点以上の方は、眠気が強いと判断され、睡眠時無呼吸症候群である可能性があります。
ただしBMI、眠気尺度はあくまでも参考値です。
痩せていても、自覚症状がなくても、いびきの大きい方は一度検査をお勧めします。
こんな方は要注意
- 家族からいびきがひどい、呼吸が止まっていると言われる方
- 夜間に何度もトイレに行く
- 睡眠中に何度か目が覚める(息苦しくて、自分の鼾で)
- 朝起きた時に喉が乾燥している
- 朝起きた時に頭が重い、頭痛がある
- 昼間の眠気が強く、会議中、作業中、運転中などに寝てしまう
- 抑うつ状態、記憶障害、注意散漫などの症状がある方
- 肥満体型の方:男性は40歳以上から、女性は閉経後から増えてきます。
- 痩せていても顎の小さい方、下顎が後退気味な方(イーとやった時、下の歯が奥になる方)
- 高血圧、不整脈、糖尿病などのコントロールが悪い方
- 仰向けで寝ると苦しそうで、胸の動きを観察すると大きく凹む(漏斗胸)
- 仰向けで眠れないので、うつ伏せや枕を抱いて寝ている
- おねしょが同年代の子と比べて多い(夜尿症)
- 食べる量が少なく、食べるのにも時間がかかる(扁桃肥大の可能性)
- 風邪でもないのにいつも鼻が詰まっている、鼻声である(アレルギー性鼻炎、アデノイドが大きい可能性あり)
- 成長、発達障害が目立つ
- 落ち着きがない(多動性)、注意散漫・欠如、学業不振
お子さんの睡眠時無呼吸症候群は親御さんの観察が大切
小児期の特徴
3歳頃からアデノイドや口蓋扁桃が大きくなり気道を狭めてしまう。
6,7歳をピークに10歳頃には小さくなる。
→小児のSASはアデノイド切除、口蓋扁桃摘出術により改善することが多い
ただし、小児では鼻閉だけでも容易にSASを発症する独特の病態なので、まずは徹底的な鼻の治療により手術が回避できることも多くみられます。
豆知識
成長ホルモンの分泌は夜間、睡眠時にピークがあります。そのため睡眠が妨げられるとホルモン分泌に影響が出てしまいます。
「寝る子は育つ」と昔から言いますが、まさにその通りなのです。
睡眠は1日の3分の1を占める大事な時間。
気になる症状があるようでしたらご相談ください。